「体内に原因を探って内から治す」

急性の腰痛は体外の原因によるものが多いのですが、慢性の腰痛の多くは体内に原因があります。
大きく次の三つのタイプに分けられます。

 
下半身が冷えるタイプ
 
下半身に冷えやむくみがある
温めると楽になる
体が重くだるいかんじ
 

体内に入り込んだ寒湿の邪が、腰に停滞して気血の流れを阻害しているために起こります。湿気が多く寒い環境にいる人に多い症状です。
体を温め体内の余分な水分を排出する韓方薬を飲みます。冷えを取り除くお灸が効果大です。気血の停滞を解消するツボに針治療をおこないます。
薄着は避け、腰周り中心に全身を温かく保ちましょう。体を温めるショウガやニンニク・シナモンなどと、湿の邪を取り除く小豆・空豆・ささげ豆などをお勧めします。

 
押すと痛むタイプ
 
押すとしこりが見つかり、強くさすように痛む
動くと痛みが増す 夜間横になると腰がうずく
  血が滞ってうっ血して痛んでいます。無理をせず安静にしましょう。
を取り除き、全身の血行を改善する韓方薬を処方します。
腰を中心に全身の血流を改善するツボに針治療をおこないます。
血の流れをよくする蕎麦・ニンニク・酢をお勧めします。
 
 
腰やひざがだるいタイプ
 
運動すると悪化し休むと楽になる
もむと気持ちよく、楽になる
頭がふらつく、耳鳴りなどの症状を併発しやすい
 

韓方でいう腎の機能が低下すると、腎の精気が不足して腰は栄養不良の状態になり、痛みます。
慢性の腰痛では比較的多いタイプです。
腎虚が進行すると骨粗しょう症の原因になります。
腎の機能を高めて腎精を補う作用のある韓方薬を処方します。同様に膀胱系と腎臓系の経絡に沿って針治療をおこないます。
ニラ・エビ・羊肉・ヤマイモ・クコの実は腎のパワーをアップさせます。