胃が具体的にどう痛むのか以外にも、精神状態や疲労まで広げて原因を探ります。
おおまかにつぎの六つの場合に分けて考えます。

 
胃腸虚弱
  生まれつき体が弱い、生命力不足
:体全体の活力を補う治療
冷えると痛む
  胃を温める陽気不足 冷え性、疲れやすい、空腹時痛みが増し、あたためると気持ちいい唾液が多い
:体を温める治療と生活改善(胃・食)
胃がシクシク灼けるように痛む
  胃にこもった熱が原因  口臭・ムネヤケ・吐き気・喉の乾きをともなう  おなかを押さえると痛みや不快感がある
:熱を冷ます治療 辛いもの・味の濃いもの・アルコールを避ける
ストレス
  精神的なストレスや緊張によって肝の機能が低下して起こる  胃痛  張るように痛む  イライラ・ユウウツ感・ため息をともなう
:肝のはたらきを高める治療 気持ちを楽に保つ
暴飲暴食
  胃部の膨満感、食欲がなくなり、便がすっきり出ない ゲップ
:消化を助ける治療 食事の量を控え規則正しい食生活を心がける
慢性病を患ったあと・術後
  :回復をはやめる治療

胃腸障害の食養生
 

空腹感のないときには食事を1、2回ぬくのもよいでしょう。消化によいものを少しずつ食べること。
アルコール類や香辛料をつかった料理、味の濃いものを控えましょう。
食物繊維が多く含まれるゴボウ、レンコン、竹の子などを避けます。
脂肪の多いナッツ類、てんぷら、フライなどもよくありません。
胃腸を丈夫にするヤマイモ、イチジク、ニンジンなど、胃腸が冷える場合にはショウガ、ニラなどがよいでしょう。
大根は生ではなく煮物にしてとれ摂れば消化不良によいでしょう。
キャベツやジャガイモも胃腸、特に胃・十二指腸潰瘍に効果的です。